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【コンテンツ東京2017見聞録】コミュニケーション・プランニングの主張「VRには『量』が必須」

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東京ビッグサイトで6月30日まで開催された「コンテンツ東京2017」に出かけた。VR・ARを主眼にいろいろなブースを見学したのだが、ゲーム業界でまず注目されたこの技術が、それ以外の広い分野に進出していることを実感させられた。

コミュニケーション・プランニングは画像描画の独自技術を活用して、地理空間情報や位置情報サービスなどを提供してきた。そして同社が今、VRのコンテンツ作成ツールとして推しているのが「MIXER」だ。

同社が力を入れているのは、現実世界に活用するためのVRの利用だ。そして同社はこの分野において重要なのは「量」と指摘する。考えてみれば、当然かもしれない。現実世界で何かに取り組もうとすれば、多くの場合には実際に準備できる状況は極端に限られる。さまざまな状況を可能な限りリアルに再現し事前に体験を重ねておくことで、現実世界で発生する出来事への対処能力は高められる。だからこそ、現実世界のためにVRを役立てようとすれば「量」の確保は本質のひとつなのだ。

例えば、設計やデザイン分野。企画・構想段階で比較する「量」が増大すれば、製品仕様や空間構成についての合意形成が円滑になる。教育訓練の分野ではどうか。訓練テーマやシチュエーションの「量」が多くなれば、さまざまな場面についての反復訓練が可能になり効果は飛躍的に増大するだろう。

しかし、多くの「量」を体験できるコンテンツ作成には問題もあった。制作に膨大な手間、あるいは時間がかかってしまうことだ。

コミュニケーション・プランニングによると、「MIXER」を利用すればこれまでの5倍以上のスピードで、豊富な内容を持つVR・ARコンテンツを量産できる。そのため同社は、近代的設備を有する工場が製品を量産するイメージから「MIXER」を、「バーチャル・コンテンツ・ファクトリー」と位置付けている。

会場では同社の田嶋範夫社長から、直接お話しを伺った。空港内での乗客手荷物の運搬の訓練を例とする説明だった。特殊な車両を用いて複雑な構造を持つ施設内で確実に安全に作業をせねばならず、しかも作業時間は限られている。さらに毎日の状況はすべて異なる。作業員の教育が極めて重要ということは十分に納得できる。

もちろん、最終的には現場に出てからの経験の積み重ねが必要なのだろうが、その前の訓練で、どこまで能力を高められるかが重要な意味を持つ。現実世界に効率的に対処するためのVRの利用価値を改めて理解することができた。

考えてみれば、IT関連に限らず新たな技術というものは、適応性の最も高い分野に最初に取り入れられ、次に応用可能な諸方面に広がっていく。逆に言えば、多くの分野に影響を与えた技術こそ、価値ある技術とも言える。

とすれば、コミュニケーション・プランニングの取り組みは、VR・ARをさらに広め技術としての価値を実証する「王道」と言えるのではないだろうか。

コミュニケーション・プランニングの出展ブース

会社情報

株式会社コミュニケーション・プランニング
会社設立は1978年11月1日。2016年4月現在の社員数は51人。同年3月期の売上高は7億7000万円。 現在の業務の柱は3DCGコンテンツのVR化や位置情報を活用したARシステムの開発支援などのVR・AR制作/開発事業、地図、GIS、GPS、Beaconを活用する位置情報ソリューション、 人事システムコンサルティング。

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