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VR・ARの新たな鼓動 手軽に安全にナビゲーション、観光案内や避難誘導に威力=ナビマイケル

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VR・ARの世界では、技術の進化が猛烈な勢いで進んでいる。しかし、それのみに目を奪われてしまうのは禁物だ。今や、さまざまな業種・業界で、VR・ARをどのように導入するかと知恵比べ・アイデア実現のバトルが繰り広げられているのだ。一見、地味なようでも、実は利便性が高そうだという応用も珍しくない。そんなアイデアのひとつとして、株式会社写真化学メディアカンパニーのARを利用した「ナビマイケル」をご紹介しよう。

まず知っておきたいことがある。写真化学は創業が1868年(明治元年)と、歴史の極めて長い企業であることだ。創業時は銅板彫刻印刷、さらに写真製版用スクリーンなども手掛けた。その後も1971年には電子部門を新設するなど、新たな時代の流れを果敢に取り入れてきた会社だ。

さて、ナビマイケルについてだが、同社メディアカンパニーのジオサイエンス事業部が扱っている。これまでの衛星画像についての積み重ねや地図会社と関係を構築してきたことが、商品開発につながった。

誤解を恐れずに言えば、使ってみて「あっ」と驚く人は少ないのではないか。スマホなどデバイスを寝かすと地図アプリが呼び出され、画面をタップすることで目的地を設定することができる。デバイスを立てるとナビマイケルが起動して、目の前の光景に目的地への経路が水色の帯として重ねて表示される。「それだけのことか」と言いたくなるかもしれない。

しかし、ちょっと待ってほしい。このシンプルさ、言い方を変えれば直感的に使えるのがナビマイケルの大きな特徴なのだ。目的地にたどり着こうと焦り、画面の地図に熱中するあまり周囲への注意を忘れた「歩きスマホ」状態になってヒヤリとした経験をお持ちになった人は多いのではなかろうか。ナビマイケルならば目の前に広がる光景に進路が重ねて表示される。これなら、安全面の問題も起きにくい。

さらに、言葉をほとんど使わないナビゲーションであることも特徴だ。日本旅行をする外国人が大幅に増えている。最初に利用する地図の部分では、英語なり中国語なり自分の使う言語に設定しておけばよい。行きたい場所を選べば、あとは言語に頼らないナビゲーションだ。歩きながら「ここはどこなのだろう」と心細く思い、何度も地図と周囲の住所表示の文字を照合する手間はいらない。

また、ナビマイケルには、歩きながら移動する際に、あらかじめ登録されている店舗や飲食店、その他のスポットを自動的に画面表示させる機能をつけ加えることもできる。

このようにご紹介すると、観光客向けなどが主たる用途のようだが、それだけではない。例えば災害発生時の避難経路の案内にも利用が可能だ。切羽詰まった状況であるだけに、直感的に進むべき方向を指示してくれるので被害の低減に大いに役立ってくれるだろう。ナビマイケルは要するに、すでに浸透済みのスマホなどを通じて人を安全かつ確実に誘導してくれる利便性の高いナビゲーション・ツールと評価することができる。

ナビマイケルの表示画面。示された青いベルト通りに進めば目的地にたどりつくというシンプルさだ

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