D-Studio|株式会社夢テクノロジーは、未来を育むITエンジニアの育成と教育に取り組んでいます。

D-Studioマガジン

D-Studioマガジンは、ゲーム/VR/AR/CG業界での活躍を目指すキャリア支援応援メディアです。

【業界動向・2017年秋冬】中国製ゲームの日本進出急増で自社も急成長の予感=訳坊

東京ゲームショウでの展示。様々な分野で躍進していることがわかる。

ゲームのローカライズは単なる翻訳にとどまらず総合プロデュースへ

訳坊は東京都台東区にある従業員数5、6人の会社だ。主に中国語の通訳・翻訳事業を手掛けている。規模が小さなこの会社が、大きく成長する可能性が出てきたという。中国で作られたゲームの日本進出が急増しているからだ。

同社は通訳・翻訳の事業を幅広く手掛けているが、ゲームの日本市場向けローカライズは、すでに事業の柱のひとつになった。
日本では中華圏で作られたゲームとえば、台湾ゲームが主流とのイメージがあるのではないだろうか。しかし同社コーディネーターの楊君儀氏によると、2年ほど前から中国(台湾や香港・マカオを除く中国大陸部)で作られたゲームの日本進出が急加速し、現在では同社が扱う中華圏ゲームのうち、8割程度が中国で作られたものという。

楊氏によると、中国製ゲームの日本進出が加速した背景には、まず技術の向上がある。現在では日本のゲーム制作技術に遜色ないレベルに達したという。また、イラストレーションの質も向上した。
9月下旬に開催された東京ゲームショウ(TGS)でも、中国産ゲームの出展が多かったことが印象的だった。例えば、ファッションのコーディネートをテーマにしたゲームの出展があった。女性をターゲットにしたゲームで、「飛び切り可愛い」キャラクターが登場する。詳しく説明してもらうまで、中国製のゲームとは夢にも思わなかった。だから訳坊の楊氏のイラストの向上についての説明にも、納得が行く。

ただ、これもTGS会場で別の業界人から聞いたのだが、中国製ゲームの質が急速に向上しているのは事実として、ストーリー性や世界観などでは、日本のゲームに比べれば見劣りする面があるという。
しかし、中国人は「この部分を改善すれば大きな収益を上げられる。また、改善できるはずだ」と判断すれば、その分野に精力を集中させ、短期間で大きな進歩を示すことも珍しくない。しかもコストダウンは中国人の「超得意技」だ。日本の業界関係者も、中国のゲーム業界の動向を、今以上に注視すべきかもしれない。

訳坊では中国製ゲームのローカライズの業務で、単なる翻訳だけではなく声優の手配やレコーディングも請け負っている。現在は「忙しくてしかたない」状態だ。楊氏によると、中国ゲームの日本進出の勢いが続けば、訳坊の従業員数は5年か10年後に、50人規模になっていてもおかしくないという。

会社情報

訳坊
会社設立は2010年。各種通訳・翻訳の業務を手掛けている。 2017年10月現在、「英語・中国語・韓国語・その他の言語」 の通訳・翻訳者を募集している。同社のゲーム関連の日本語版 翻訳実績としては「みんなの冒険大陸~カナン」「SOULALIVE ONLINE」 「FNO-Finding Neverland Online」などがある。さらに連続ドラマ 「新・イブのすべて」(日本語版全訳)、映画「胡同のひまわり」(同)、 オペラ「青ひげ公の城」(バルトーク)とオペラ「兵士の物語」(ストラビンスキー) の中国語翻訳などの実績がある。

【業界動向・2017年秋冬】遊び心を常に求める米国大企業の面目躍如=Tapjoy
【業界動向・2017年秋冬】楽天コミュニケーションズはゲーム業界にも楽天クラウドIaaSをアピール

Related Posts




お問い合わせ先:03-6431-9760
受付時間:月曜日-金曜日 9:00-18:00

Copyright © 2018 YUME TECHNOLOGY CO.,LTD. All rights reserved.